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ほしとあかり「星明かりグラフィクス・山本和音・感想」

 

星明かりグラフィクス読みました!

星明かりグラフィクス 1 (HARTA COMIX)

星明かりグラフィクス 1 (HARTA COMIX)

 

 

 完全に好みの画風と物語。ここ最近読んだ本の中ではダントツ。

美大を舞台にした、天才のコミュ障と凡才のリア充の漫画。

美大生に必要なのは「才能」か「人脈」かを問いかける友情と打算物語。

 

感想

星と明里は互いが互いを利用している関係性であり、互いが互いを助け合っている関係性でもある。美大生を揶揄するような描写も面白くはあるのだが、やはりこの漫画はこの二人の「関係性」こそが魅力的

 

ただ眺めているだけでも実に愉快な気持ちになれる二人なのだけれど、それ以上にこの二人の関係性は見ていてヒリヒリする

 

この関係性はどこで破綻するのか。

この関係性はどういった形を成就と呼ぶのか。

この危うすぎる二人の関係を見届けたくなる。

 

1巻の最後で勝手に部屋を掃除された明里が「あなたが呼んだの?」と人称を変えるシーンはゾクッときた。

一見すると非常に良いタッグに見えるのだけれど、どこか歪なまま進行していく感じ、なにか決定的に噛み合ってない感じが非常に好みです。

この二人が「この感じ」を維持できるわけがない。

そんな期待を抱かせるようなラストでした。2巻楽しみです。

 

それにしても「ほし」と「あかり」という名前、すごくセンスいいですね。この名前だけで二人の関係性を明示できている。

星には手が届かないけれど、皆は憧れる。あかりは身近にいて人が寄ってくる。

「照らす」という同一の行動はできても、そこに見出す意味合いは大きく違っている。

この漫画は後半になればなるほど面白いと思います。期待!!

 

 

あとこの漫画、装丁がかっこいい。

本全体のデザインに気を抜いたところが一切ない。ロゴやタイトルの置き方ひとつとっても、とてもスタイリッシュ。美大生漫画としてコンセプトに則っているし、単純に眺めていて気持ちがいい。

イラレ使っている人はニヤッとしちゃう部分も多くて好みです。

 

 

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表紙が素敵という共通項でおすすめしてみました。

一冊で終わるので是非読んでみてください。描かれるべくして、描くべきして描いた漫画です。傑作。