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おすし初心者必読「ごほうびおひとり鮨・早川光・王嶋環・感想」

 

ごほうびおひとり鮨を読みました

 

感想

東京在住で「いつか回らないお寿司屋さんに行ってみたいけど、敷居が高そうだな……」と思っている人は必読の漫画です!

お店選びや作法など、いろいろ考えなければいけないことがこの漫画を読むだけで、うっすらと解消されることは間違いないです。

 

この漫画は彼氏に振られたことをきっかけにして、主人公の楓さんが回らないお寿司屋さんにのめり込んでいく話なのですが、作中に出てくる寿司屋が実在しているのです。

つまり、この漫画は「店選び」と「メニュー内容」を予習するのに非常に有用な漫画なのです。

コースをひととおり食べて、実際の値段と内容を解説するというフォーマットで話が進んでいくので、自分の好みと値段設定に合わせて店選びができる。

しかも紹介する寿司屋が「独身女性が贅沢するのに適した値段」という設定なのも非常によい。どれだけ高くても2万はいかないくらいの値段設定です。

寿司初心者にとっては非常に有用な漫画になっているのです。

残念なのが、ほぼ都内の店になってしまっている……といった点でしょうか。

 

こんな本って意外となかったな……と編集者の目の付け所にニヤリとしてしまいました。

雑誌ではよく特集されているけれど、漫画を読む層には届きづらい部分があるところを漫画を媒体にすることで広く周知できそう。

敷居の高い世界観に対しては、興味をもってもらうことが大切だと思うので、こういった試みはとてもよいと思います。

寿司って、ある段階から敷居が跳ね上がるので、そういった懸念を取り除くこともできているので、とてもよい漫画だと思いました。企画段階で成功してる。

私個人も「あ、ここ行ってみたいなー」と思えました。

 

 

しかし、食べているのが寿司初心者の楓さんなので、寿司に対する表現がいつまでも「初心者然」としたままなのが、個人的に少しマイナス。最初はいいんだけれど、2巻も読んでいると段々と飽きがきてしまう……。

私個人としては、作中に時々出る寿司オタの子安をもっとうまく使うべきではないかと思います。

子安の「寿司オタならではの観点」が入ることで、グルメ本としてさらに価値が高まるように思います。

「初心者はこう感じる」のと「寿司オタはこう感じる」といった対比を描くことで、寿司に対する感動に幅が生まれると思うのです。

初心者も「そんなところにまで感じる要素があるのか!」と思うことで、さらに寿司にのめりこめると思うんですよね。

 

連載を読んでいると新キャラも出ているみたいだったので、今後にも期待です。

この漫画は実用書にもなり得る作品なので、ずっと続いてほしいな。

 

 

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これは原作がある作品のコミカライズなのですが、原作をうまくまとめてあるので、ここから入って続きものを読むのもよいと思います。

原作が非常に面白いので、寿司に興味がある人は必読ですよ!