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僕らしかわからない世界がある「僕達急行 A列車で行こう・感想」

 

 僕達急行 A列車で行こうを観ました

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感想

僕は結構好きな映画なんですけど、これ不評だっていう人の気持ちも分かる……みたいな映画ですね。

合わない人には合わないんだろうというのが明確な映画。全体的にだらっとしているし、ご都合主義だし、ギャグもくだらないと言い捨てられる領域だと思う。

 

けれど、なんか僕は好きな映画でした。

 

ほんと、テンポ感に関してはだらーっとしているし、すっとぼけた会話がずっと続くし、観終えたあとに大きなカタルシスが得られるタイプの映画じゃないんですよ。ぶっちゃけ僕自身もどうかと思うぜ!みたいなところも散見された。

 

ただこの映画って「好きと好きが関わってそれが利益になる(こともある)」という映画なんですよ。

もうその1点でね。素晴らしい!と言いたくなる。

作中では電車オタクである松山ケンイチ瑛太の会話がすごく気持ちいいんですよ。

互いに好きなものは同じなんだけれど、好きになりかたが違う……けれど「ああ、そういう考え方も面白いよね」っていうリスペクトが互いにある。

そういう関係性がみられる映画なんです。これが観ていて超気持ちいい!!

 

互いの楽しみ方を無理強いはしないけれど、一定の理解はあって、同じ場所にいるからその楽しみかたもやってみてもいいかな……という心の余裕をもっている大人が会話しているだけで、映画っていうものは面白く豊かに感じらるものなのだな……と思いました。

 

 

この映画は人によってはものすごく「救い」のある映画なのではないか、と僕は思います。

自分の「好き」があることはとても素晴らしいことだし、それを共有することで少しだけ世界が豊かになることもある。

そういうものが描かれているだけで、自分の「好き」なものを更に「好き」でいられるのではないかと思いました。

それが理解されなくても人生すべてが終わるわけではない。自分の「好き」を否定することはない。

 

だから作中で語られる「僕らしかわからない世界がある」という言葉が非常に説得力をもって響くんですよね。

「僕らしかわからない世界がある」からこそ「それがわかってもらえたときより一層嬉しい」ということに繋がると思います。

 

僕はそういう映画がとても好きだし、そういう考え方をもっている人がとても好き。

だから、この映画はとても好きになりました。

 

 

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