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ハッピー・ザ・ベスト作品「星の王子ニューヨークへいく・感想」

 

星の王子ニューヨークへ行くを観ました!!

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アフリカの王子であるアキームは国に決められた婚約者との結婚を嫌がり、ニューヨークに花嫁探しにでかける……という話。

 

感想

100点! と大声で叫びたくなるような作品ですね。もう素晴らしい。すごく昔にいちど観たことがあったのだけれど、こんなにも素晴らしい作品だとは思わなかったよ。

観ているときに訪れる多幸感がすごくよい。

全体的にとても丁寧なつくりで、終始愉快な気持ちになれる。それだけでコメディとしてはもう満点でしょう。

コメディは愉快さを上げることも大事ですが、どれだけ不快度を下げるかも重要だと僕は思います。そのあたりにすごく気を遣っている作品だと思いました。

 

序盤の権威表現が後々に効いてくるところが上手い。

「王が歩くところには花があるものだ」という言葉に最初は「どんだけ金持ちなんだよ」という権威表現になっているが、後半になると「ここに王がきた」という状況表現にもなるという上手さ。

それに「花をまく」というだけで、途方もない金持ち感を出しているのも凄い。庶民がムダに思えるようなものをとんでもないスケールで尊重している……というだけで途方も無い金持ち感が出せるのだなーと勉強になりました。

この金持ち感を表現しておくことで、後々の展開に無理がないんですよね。家がめちゃくちゃ豪華になっていても問題ない。ハンバーガーショップで働こうとしたときに「履歴書とかどうすんの?」という疑問も途方も無い財力でどうにかしたんだろ? という気分にさせてくれる。

しかもなにより、この権威表現がばかばかしくて素晴らしい。

大事なところを外さずに、ちゃんと端々にまで設定を効かそうとしている姿勢がとても好感がもてます。

 

登場人物がみんな魅力的で素晴らしい。

いちばん好きなのはマクドゥーエルさん。ヒロインのおやじね。

こいつは結構どうしようもないやつで、商品を娘の恋人に勝手に提供したり、従業員にホームパーティーの給仕させたり娘に金持ちと無理矢理結婚させようとするダメダメなやつなんだけど、娘を侮辱された瞬間に王様にブチ切れたことで好感度が跳ね上がった。

この人は本当に金こそが娘を大事にしてくれると信じているのだけれど、娘を侮辱された瞬間にその信念を捻じ曲げるんだよね。このカッコよさ。この人にとってのファーストプライオリティは娘なんだ! と思うと、それまでのこの人の行動を好意的にみられてしまうんだよね。

そういう端々にまで行き届いた「この映画を気持よく観てもらおう」という心意気が凄くよかった

不快な思いをせずに最後までエンタメとして楽しめる作品って重要。

 

難点を挙げるとするならば、最後の短縮には難色を示すひともいるんじゃないのかな? ということ。でも個人的には「だってあなた王様じゃない」というセリフの凝縮感で充分という感じがしなくもない。納得してあげられる感じ。

あと、王子の前の婚約者はちょっと不憫だよね。彼女って王子の妻になるためにこれまで生きてきたわけでしょ……? これからどうするんだろ? と勝手に不安になってしまったよ。

 

とはいいつつも概ね素晴らしい作品だと思います。気軽に観れていいんじゃないかな。

最後のオチのつけかたがそれをさらに後押ししてくれると思いました。

なんだかんだといってハッピーエンドがいちばんだよ。

 

エディ・マーフィ作品

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 エディ・マーフィ熱が再熱したので、次はこれを観ようと思います。

 

 

 

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