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アルコールをご用意してご覧ください。ハンカチは準備しなくて大丈夫。「ted・感想」

映画

 

tedを観ましたよ

テッド [DVD]

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感想

ああ、うん、バカ映画だね! って感じです。

気持ちがいいほどのバカ映画。これはビールを飲まずにはいられますまい、って感じのバカ映画ですね。パロディ多すぎ。小ネタが多すぎ。

バカだな~とニヤニヤ2時間過ごすにはちょうどいい作品である。

 

 

この映画がウケた理由は「ギャップ」

テディベアって「可愛い」ってイメージが付着してると思うんですよ。

なにを言わずとも「テディベア=可愛い」の図式が僕らの頭の中には自然と出来上がっている。

 

テッドはオープニング10分でそれをしっかりと踏襲しつつ、その後、ジョンが大人になってからは下品さを具現化したみたいな存在になる。

僕らが自然と頭の中に描いている図式をさらりと破壊する。見た目は可愛いままなのに、度を越すほどの下品な発言や行動をする。そのギャップ的な魅力を感じて、引きこまれてしまうわけです。

そりゃあテディベアが一心不乱に腰を振ってたら笑ってしまうだろう。

可愛い存在が可愛くないことをしている。ただそれだけで、なんだか笑えてくる。

ただ下品な作品っていうのは人を選ぶ。やっぱりそういう下品さってあんまり受け入れ難いものって印象が強い。

 

しかしtedは民衆的な人気を得た。それはなぜか?

簡単に言えば下品なことを言っているのが「テディベアだから」という点、それに尽きる。

テッドがどれだけ下品な表現や物言いをしたところで、僕らの思想の根底には「でもテディベアだし」っていうのがあると思うんです。どれだけ現実味をおびた下品さを表現しても、そこに肉体感が伴わない。リアルではない。

「おれはいいんだよ、だってテディベアだぞ?」という作中の言葉こそが、この作品全体に漂うポップ感を言語化していたと思います。

あまりに人間味あるテッドの言葉や行動に僕らは彼が「テディベア」であることを忘れそうになる。

だからこそ、あまりに下品な物言いも現実味をもって響かず、リアルな絵面を想起させることなく「おもしろいー」のラインで済ますことができている。

 

この線引をかなり大事にしている映画だなーと思いました。時々越えてたけど笑

 

あと「tedが好き」と言ってもあんまり下品に響かないところも人気の理由じゃないかな。

時計じかけのオレンジが好き」と「tedが好き」なら後者のほうが圧倒的にポップじゃないですか。

このポップ感って結構大事だよね。

「好き」って言いやすい感じ、「面白い」って言いやすい感じ。みんなが感覚を共有しやすさっていうのは、作品においてめちゃくちゃ大事なところだと思いますね。

R-15にも関わらずここまでの大衆性を得るのは、結構スゴイ。

この下品さを希薄させている要因は「テッド」っていうわかりやすいイメージキャラクターを用意したことですよね。テディベアが主役になっているってだけで抜群にこの映画の印象をよくしている。

これ登場人物が全員人間だったら、全然違った評価になっていると思いますよ。

まあそれは当たり前なんだけど……。

 

 

えーストーリーに関してはオマケみたいなものなので、僕は特になにも思いませんでした。

 

 

肝はジョンとテッドの会話劇

ストーリーなんて気にせずに漫才を観ているような気持ちで観るべきだよこの映画。

面白い。そのうえテンポがいい。アホなのに機知に富んでいる。

この作品はむしろ吹き替えで観たほうがいいんじゃないかな。字幕でみると「声→字幕」の視線移動コンマ何秒が面白さを削いでしまうと思う。

これ英語版では監督が演者の演技をみながらリアルタイムで吹き込んでいるみたいなんです。

だからこんなに「生感」があるんだなーと思った。

 

とろサーモン的な流れがあったときはすげえ笑っちゃった。

「知らん」って連続で言う感じのところ。ニュアンスがそっくり。

 

 

余談

実はこれ映画館で観た数少ない映画のひとつで、当時お付き合いしていた女性と観に行ったのですが……そんなことを思い出したり思い出さなかったりしました。

 僕は恋愛描写はどうでもよく、ただ上澄みだけすくって「笑えたー」と思ったり上記したような「テッドとジョンの友情ぶり」を面白いと思っていたのですが、彼女は「ロリーの気持ちがよく理解できる」と言っていました。

男女でやっぱ映画のフォーカスの絞り方って違うんだなあ……と感心しましたね。

 

ただ男の僕からみてもジョンは結構なクズだと思います!!

 

 

 

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