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読者には誤読の権利がある

だから勘違いした感想書いてても許してほしい

何を食べるかじゃなく、誰と食べるか


このまえ、皆で中華を食べにいこうということになった。


基本的に食事は人と食べたいと思う主義の僕としては大賛成だった。大勢での食事は心の底から望むところだ。


当たり前だけど、ひとりで黙々と食べたいものもある。

お酒や珍味はひとりでゆっくり自分のペースで食べたい。

余談だが、最近センマイが凄く好きだ。あれもひとりでゆっくり食べたいタイプのものだ。


閑話休題


辿り着いた中華の店は行った事のない店だったが、豊富なメニューが空きっ腹の僕の心を躍らせた。

皆でわいわいと話をしながらメニューを選んでいく。

汁っぽいものが食べたいと言い出すやつ。

チンジャオロースとマーボーナスが食べたいと言い出す欲張りなやつ。

ラーメン食べたいけど、味噌と醤油どっちがいいかな?と人に聞く優柔不断なやつ。

やっぱビール飲みたいよね、と言い出した人の顔はなぜかもう赤みがかっていた。

 

わいわいがやがやしながら、喜々としてメニューを決めていく。

先に麦酒がきてビアタンで乾杯。控えめに鳴らされたグラスの音に思わず頬が緩む。

大衆食堂的な場所で飲む麦酒はなぜか美味い。

ビアタン一杯でいいのだ。それで小さく乾杯するとなぜか妙な多幸感が得られる。

 

そして続々とくるメニュー。「ああ、これ美味いね」「あれ?これ微妙だな」「おつまみのメンマが一番美味しくない?」と様々な感想を漏らす。

しかし基本的には、あれ?期待はずれだなあ……的な発言が多い。

そう中華料理は美味いものは感動するほど美味いが、微妙なものは本当に微妙だ。

 

しかし食事は非常に楽しげな雰囲気で進行していく。

「あーやっぱり回鍋肉が正解だったー」と言いながら、和気藹々と食事をする。

基本的に食事の際にも会話はしたいタイプが集まっているので、不躾かつ不潔にならない程度に会話を楽しみながら、食事をする。

すごく、すごく楽しかった。

仕事が何日も続いていたときに、ふと舞い込んだ食事会だったけど……本当に楽しかった。

 

結局のところ、食事はおいしくても不味くても、誰かと食べればそれなりに楽しいのだ。
メニューを選ぶところから、実際食べるまで。おいしくなくて文句言う事すら、隣に誰かがいれば楽しくなってきてしまう。


だから、ひとりの部屋に帰ってくるときは少し寂しい。

ひとりで食べる朝ごはんは少し侘しい。

 

「なあ、今日ちょっと飯いかない?」と言えそうな相手が増えていくことを、僕は幸福と呼びたいわけだ。

 

魔法の料理 ~君から君へ~

魔法の料理 ~君から君へ~

 

なんだかちょっとセンチな感じの記事でしたねえ。

この記事に、魔法の料理という曲が描いたメッセージはちょっとピントがずれるかもしれませんが……まあでも、食べているときふと思い出しので。いい曲だよね。

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