読者には誤読の権利がある

だから勘違いした感想書いてても許してほしい

駄菓子菓子「だがしかし・コトヤマ・感想」

 

「だがしかし」を読みました。

だがしかし 1 (少年サンデーコミックス)

だがしかし 1 (少年サンデーコミックス)

 

僕は寡聞にして知らなかったのですが、ツイッターでフォロワーさんが紹介しているのを見て興味をもった作品です。

駄菓子漫画、ってことで……作中では様々な駄菓子が出てきます。

うまい棒から始まり、ヤングドーナツや、こざくら餅など……様々な駄菓子が出てきました。僕は小学6年生のころは毎日のように駄菓子屋に通っていたので、懐かしさを覚えながら読むことができました。

 

言葉のセンスが光る漫画

僕がこの漫画を読んで、一番目についたのは、やはり言葉選びのセンスです。

ギャグ漫画って絵で笑わせるか、吹き出しで笑わせるか、勢いで笑わせるか……っていろいろあると思うんですけど、「だがしかし」は吹き出しで笑えた漫画でした。

「だがしかし」は絵も勢いも言葉選びの全部平均点以上は出していて「うおーこれはいい漫画に出会ったなあー、地力が高い」と思っていたのですが、言葉のセンスがその中でもずば抜けてよかったですね。

特に豆くんのセリフが個人的な琴線にびしびし触れてきましたね。

例えばこういうところ

ココナツ「意外に、本当に健康な状態ってなかなかないしね」

豆「なんかちょっと左腕だけ痛ぇ……とかあるよな。あれってなんなんだろうな……」

このあたりはすごくニヤニヤしてしまいました。非情に言語化しづらいのですが、セリフの端々からキャラが生きているのを凄く感じるんです。

漫画を読んでいると時々思うのですが「セリフ言わされてる感」が出すぎる漫画ってあると思うんですよ。そういうの見ると、僕はやや萎えるとともに「あーまあしょうがないよなあ……」と思うのですが、「だがしかし」はそのあたりがかなり自然だった。

作為的にいくところは思いっきり作為的にやりつつも、ふとした会話をしているときはごくごくすんなりと入り込んできて気持ちよかったですね。

 

接続詞とか感動詞の使い方が好みだと思うんですよね。文頭に「まあ」とか「ちょ」とか「なんか」とかの使い方が非情に僕の好きな言い回しに近いんですよね。そのせいでセリフ回しを楽しく感じたのかなーと思います。

 

あるある、を引き起こす作品

たとえば昔の話をするときに「あったね、そんな話」と帰結することが多いとは思うのですが、そんな感情が何度も引き起こされるのがこの漫画でした。それこそ駄菓子なんて「懐かしさ」の塊じゃないですか?

今回一番「あーw」となったのはこのシーン。

f:id:sichisichi49:20141012162041j:plain

こざくら餅をぶすぶす刺すこのシーン。「あったなー」と懐古的な気持ちになりましたよ。

こざくら餅

こざくら餅

 

 っていうかこのお菓子が「こざくら餅」という名前というのもはじめて知りました。だって「餅っぽいつまようじで喰うやつ」って言うと伝わるから……。

作中ではどんどんと内容量が減っている、と言及されていましたが……写真みると確かに減ってますね。世知辛い話だ。

作中ではこういうシーンが連続するので、みていて非情に愉快な気持ちになりました。テンポもよくて、懐かしさも覚えるので読んでいて楽しいですね。

ただ「懐かしー」という感情だけでは続いていかないと思うので、やっぱりあとひとつフックがないとキツイのかもなーと思います。

これからどう展開していくのか、かなり楽しみです。

 

作中ヒロイン・ほたるさん

f:id:sichisichi49:20141012162710j:plain

f:id:sichisichi49:20141012162716j:plain

あとほたるさんが可愛い 

水着の写真が続いたことには、深い意図しかないよ。

ぐるぐる目可愛いよー。というか、可愛い女の子が楽しげかつぶっ飛んだテンションで駄菓子を食べているというだけで、ある程度の面白さは確保されたところありますよね。

我ながら悲しいまでに萌え脳というか……まあ別にいいんですけど。

 

まとめ

素晴らしい作品ですが、欠点をあげるならば爆発力が足りないなあ……と思う瞬間もありますね、個人的な趣味を言うならもう少しくらい気が狂っててもいいような気がする。

駄菓子を紹介しながらだから、バランスをとるのは難しいとは思うけれど……そこをクリアしつつバカテンションを維持できたら突き抜けた作品になると思う。特にオチが弱い……というかヒキオチが多いので、そこだけ変わったら僕は大好きになっちゃうなーという感じ。

でも、駄菓子と絡めつつキャラも生きてて作劇も丁寧だから、長く続いてほしいなーと祈るばかりですね。

アニメ化決定後の追記

って書いてたんですけど、とんとん拍子にアニメ化されて、4巻で既にファンブックまである始末。

 

こちらもオススメ

 お菓子繫がりってことで、若木先生の新作をオススメしておきます。

若木先生が描く独特の肉感のある女の子って、どうしてああも可愛いのだろうか。

 

こちらも感想書きました

広告を非表示にする