読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

読者には誤読の権利がある

だから勘違いした感想書いてても許してほしい

23歳社畜さんが「34歳無職さん」を読んだ

 

タイトルどおりです。

34歳無職さんを読みました。

ちょっとまだ一巻しか読めていないのですが……ちょっと思うところがあったので、感想を書きたいと思います。

 

羨ましい

この34歳無職さんは会社の倒産により、職を失うわけですが……僕も職を失いてえなあ……と思いました。やむを得ない状況で、職を失ってしまいてえなあと思いました。働きたくないです。

無職さんは他の働き口も紹介されていたようですが、それを蹴って「1年間はなにもせずに過ごしてみる」と決めるわけです。

34歳無職さんのなんでもないライフを楽しむ漫画となっております。

23歳社畜さんとしては「この漫画の世界の主人公になりたいランキング」はベスト10にランクインしそうですね。

 

「働かざるもの食うべからず」の空気が嫌いだ

作中では「あーこれ無職になったら考えそうだな……」っていう描写が多くあります。

燃えるゴミの日を二度寝過ごすとか、やたらと節約を心がけ始めるとか……無職になったことで生活の基盤が揺らいでいるのがふとした描写で表現できていますね

無職のだらだらライフが描かれていて、思わず羨望の目で読んでしまいます。

しかし、コミカルに書きつつもどこか漂う悲壮感に、笑えばいいのか悲しめばいいのかわからずモヤモヤします。

恐らくこのモヤモヤこそが、無職さんの抱える感情なのでしょう。

無職ライフは非常に楽だけれど、世間的には働いてないことはいけないことだとされる。

「こんなことしていていいのかな?」という感情が、彼女の思い切りを潰している。

 

この漫画を読んでいるときにもっとも強く琴線に触れたのは、後半にある友人との会話。

友人が、無職さんがだらだらライフをしていることに対して「いいご身分だよホント」と言うシーンがあるのですが……それが一番気になったというか、癪に障ったのです。

いい身分でなにが悪い? と思うわけですよ僕は。

いや別にここは友人が無職さんを責めてるシーンではないのですが。無職に対して「いいご身分だよ」と評するのは世間一般的な考え方だと思うのです。ただそれを世間話のシーンに挿入しただけ……というのはわかったうえで言います。

いい身分でなにが悪い?

無職に対して風当たりが強い意味がわからないんですよ僕は。

無職が恥だと僕は全く思わないんですよ。

だって無職って勝ち組じゃないですか、どう考えたって。

そりゃあお金がなきゃ生活できないのならば働かざるをえないわけですけど、別にお金がある状態で無職でいるぶんにはなにも問題ないはずなんですよ。

本来なんで仕事をしているかと問われれば、生活するためですよ。

逆を言えば生活ができるなら働く必要はないんですよ。

 

皮肉として「いい身分だね」と言ってくる輩には、「ああ、そうだろ? 羨ましかろう」と言ってやれるだけのパワーがなければいけない。実際無職でも生活ができるのはいい身分なのだから。

しかし無職さんは「なんとなく世間に申し訳なくは思う」と言ってしまう。

アホか。

世の中にはびこる「働いている人間が偉く、働かないやつはクズ」という空気に完全に毒されてやがる

働かざるもの食うべからずなんて考えはもはや旧時代的な考えだと言わざるを得ない。

人間の究極目標は働かずに食べていける生活であると僕は断言したい。

 

無職さんは無職でいることを苛んでいる。

言わせていただこう。しゃらくせえと。

無職であることに誇りをもってほしい。無職でいる楽しさに目覚め、無職が起こせるムーブメントを掘り当ててほしい。

無職だからこそできる活動を続けて、それを経済活動にまでつなげていってほしい。

続刊では是非「無職を誇りにしながら生きる無職さん」が見たい。

続刊に期待している。是非、モヤモヤせずに「無職サイコー」の境地にまで辿り着いてほしい。

そして友人なんかよりも8億倍幸せを享受してほしい。

友人は昼間にゆっくり掃除機を見ることも、ゴミ出しを忘れるほど惰眠をむさぼることも、突発的におでんで一杯やることもできないのだ。

それに罪悪感を抱かず、己の中で「幸福」だと思う境地にまで達してほしい。

それが23歳社畜さんが思う、理想の「34歳無職さん」である。

最終的なタイトルは「未来永劫無職さん」であればなおよし!

 

 

いけだ先生の絵柄ってなんか見たことあるなあ、と思ったらささめきことか。

途中までなかなか気づけなかった。読んだのが随分昔ってこともあるが……気づくと確かに作風とかふとしたデフォルメとかまんまそうですね。

ささめきことも面白いので是非。

ささめきこと 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

ささめきこと 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

 

この作品、高校生のころ読んでなんか妙にドキドキしたなあ。

同性愛ものってそれまで触れたことがあまりなかったから、「あ、こういう世界も世の中には有り得ない話じゃないんだな……」と感心した覚えがある。

広告を非表示にする