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僕の読書遍歴~影響を受けた漫画まとめ~

自己紹介 漫画

 

僕がなにを読んできたのかをまとめてみました。

……思い出せる限りで。

 

小学校低学年

悲しいかな……我が家には名探偵コナンしか漫画がなかった。

名探偵コナン (Volume1) (少年サンデーコミックス)

名探偵コナン (Volume1) (少年サンデーコミックス)

 

この頃はコロコロコミックを時々兄が買ってくるくらいのもので、僕にとって漫画とはコナンのことを指す単語だったように思える。

ほんっとうに繰り返し呼んでいた。未だに40巻くらいまでは表紙を見ただけで何巻でどういった内容が収録されているかわかるし、全盛期はアニメのオープニングでコナンが「今夜の事件は~~名探偵コナン!」という煽りセリフを言うんだけど、それだけで事件の犯人と概要がわかるレベルだった。

コロコロコミックではビーダマンが一番お気に入りだった。ビリーが好きだった。

 

小学校中学年

僕はついに「ワンピース」を知ることになる。

ONE PIECE  1 (ジャンプ・コミックス)

ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)

 

 僕が読み始めたのは確か単行本の10巻が出たあたりだったと思う。アーロン編あたりですね。

本当にもう僕はワンピースが大好きで、学校の自由帳にはワンピースの絵ばかりが並んでいた。ルフィが出した「ゴムゴムの~」という技も全て暗唱して出てきた順番に並べることもできた。

変な方向に知識を蓄える癖がついたのもこのころからだったと思う。

そしてこの頃から「ワンピース」は「ジャンプ」という雑誌で連載されていることを知るわけです。

 

小学校高学年

完全なる目覚め。僕はお年玉を使い毎週のようにジャンプを買い始める。以後、高校卒業まで買い逃したことはおそらく一度もないと思う。

大好きな漫画がもう増え続けた。このころにはハンターハンター「いちご100%」など、今の僕に強い影響を与える漫画も読んでいた。

 ジャンプに載っている作品が大好きになっていった。

特にシャーマンキングはもう擦り切れるほど読んだ。当時の僕にとってシャーマンキングはバイブルに等しく、どれもが輝かしく思えた。

シャーマンキング 完全版 1 (1) (ジャンプコミックス)

シャーマンキング 完全版 1 (1) (ジャンプコミックス)

 

 シャーマンファイト東京戦での葉VS蓮のそのときの巫力とかも答えられるくらいだった。なんでそんなことまで読み込んでいたのかわからないが、その頃から僕の好きなものに対する記憶力は異常なことを自覚し始めた。

 

他には「スパイラル~推理の絆~」に中二心をくすぐられたりしていたのもいい思い出である。

 

このあたりからサンデーなども立ち読みするようになってきて、 うえきの法則金色のガッシュベル!!」などの作品に新境地を見出していた。

うえきの法則 (16) (少年サンデーコミックス)

うえきの法則 (16) (少年サンデーコミックス)

 

ヒデヨシがいいキャラしてたのだけれど、あまり活躍する機会がなくて残念だったのをよく覚えている。それにしてもうえきの16巻の表紙は至極ですな。

+は蛇足だったという声が多くあげられますが、武器がモップとかそういう福地節が感じられて、個人的には結構好きでした。

 

立ち読みしたサンデーの美鳥の日々で初めて女性の乳首を紙面で見つけてなんだか落ち着かなくなった。

美鳥の日々 (1) (少年サンデーコミックス)

美鳥の日々 (1) (少年サンデーコミックス)

 

うわーなつかしー。井上先生は変態だと思います。 あいこらとかも良いよね。

 

中学時代

相変わらずのジャンプ三昧。毎週のように読んでは心を踊らせていた。

家の前に用水路が広がり、2秒で広大なとうもろこし畑に住む僕は毎週、近所の唯一の商店「くさの」で定期購読をしていた。購読を申請しないとジャンプを入荷してくれない。そんな場所に住んでいた。

実にどうでもいい話だな……笑

 

このころにはサンデーやマガジンなども定期的に立ち読みするようになり、一気に世界の広がりを感じた。

特にサンデーは雑誌を買わない代わりに単行本を買いまくっていた。

兄ふんじゃった!」結界師史上最強の弟子ケンイチあいこら「ファンタジスタ」とか「KATSU!」こわしや我聞とかハヤテのごとく!最強!都立あおい坂高校野球部とか「焼きたて!!ジャぱん……もう数え切れないくらい。

この頃から自分たちの足で古本屋に出向くことも覚え、様々な漫画を知った。

ケンイチが 61巻も続いたなんて、当時の僕が信じるだろうか? 後半は松江名先生が格闘よりもエロに特化させたがっている節を感じていた。いろんなことやってみたいんだろうな。

当時、山突きが学校で流行っていた。

KATSU! 1 (小学館文庫 あI 86)

KATSU! 1 (小学館文庫 あI 86)

 

 あだち作品は昔から認知していたものの、腰を入れて読んだことはなかった。そこで出会ったのがKATSU。ここからあだち作品は網羅するように読んだ。

この空気感はあだち先生にしか出せないよなー。最高です。

たまに読み返すと、全部読んでしまうタイプの漫画だと思います。

スターシステムという単語を知ったのも、あだち先生のおかげです。

 

今の僕がグルメ作品を異様に好むのは、ジャぱんがきっかけなのかもしれない。

……いやそんなこともない気がする。

思わずパン屋を志しそうになるくらいにジャぱんは面白かった。 

あと時々えろいのもよかった。このころの橋口先生の絵は艶っぽい。

 

兄ふんじゃった! 1 (少年サンデーコミックス)

兄ふんじゃった! 1 (少年サンデーコミックス)

 

 めっちゃ好きだったけど、周りに好きな人がほとんどいなかった。

 

 

中学時代といえば、モリタイシ先生のいでじゅう!が最も思い出深い。

いでじゅう! 8― 県立伊手高柔道部物語 (少年サンデーコミックス)

いでじゅう! 8― 県立伊手高柔道部物語 (少年サンデーコミックス)

 

この表紙が大好きでね……。

 

 僕は本気でこのいでじゅう!みたいな世界に憧れていたし、再現したいと思っていましたし、実際に実現させるため尽力したのもいい思い出です。

記憶している限りで、初めて号泣した漫画がいでじゅうだったと思う。

本気で森さんに恋したし、本気で林田を祝福した。

多感な時期にこの物語を読めたことは本当に良かったと思う。間違いなく人生に影響を与えた漫画のひとつです。

 

この頃は面白いものを見つけるアンテナがまだまだ未発達だったけれど、闇雲に古本屋を回り続けるというのが僕らの日常だった。

あおい書店⇒GEO⇒ブックオフ⇒家でドラゴンボールナルティメットヒーローというのが僕らの遊びのサイクルだった。本当に懐かしい。

そして本当にクズだ……

当時はサッカー部に在籍していたが、どんどんとインドア志向になっていった。

それなりに部活は頑張っていたはずなのに、段々とやりたくないなあと思い始めていたのをよく覚えている。スポーツよりも明確に面白いものを見つけた感があった。

雨が降って練習がなくなると、小躍りしながら漫画を読んでいた。

 

あとこの時期になって僕はハチミツとクローバーを読むことになる。

 これもまた衝撃だった。

僕が中学時代の最強のバイブルを挙げるとするならば、いでじゅう!ハチクロの二択になるだろう。

いでじゅう!の次に泣いた作品といえばやはりハチクロだろう。

ハチクロはもうどうしようもないくらい読んだ。僕はこれを人生の指南書だと思っていた節がある。

未だに僕は「10代の悩みはハチクロを読めば80%くらいはどうとでもなる」と思っている。実際のところ僕も「解決」はしていなかったが「処理」することのできた問題が本当にたくさんあった。

竹本や真山や森田さんの生き方を踏襲できるだろうかと思ったりもしていた。

 

 

中学二年生ごろから楽器を弾き始めるようになり、順調に中二病を発症していったのは今となっては苦々しくもよい思い出である。

かなり痛い子であり、今もかなり痛い子であり続けているのは承知の上なのだけれども、やはりこのころの経験は大事だったように思う。

お金の使い道はCDに向かい始めて、漫画に割くバイアスが下がるかと思いきや……音楽のお陰で感受性が爆発的に上がり(=苛烈にこじらせはじめ)高校時代にも漫画熱は止まらなかった。

音楽遍歴を書いてみるのも面白いかもしれない。

 

高校時代

今もなおジャンプの打ち切り漫画の話になると途端にイキイキし始める僕だが、特にこの時期の打ち切りや連載作品は強烈に記憶に残っている。

なぜならこのころ、僕はジャンプの感想サイトをやっていたからだ。

この頃のクソ漫画は今考えると僕の小学校時代のクソ漫画に比べれば、全然クソではないのだけれど……それでもクソ漫画が出るたびにワクワクした。

「クソ」であることも面白さである、という面白さの多様性を獲得したのもこの時期である。

この時期に読んだ作品は確実に僕の血肉になっている自信がある。

もはや読んだ本が多すぎて思い出せないのだけれど……

「エアギア」「魔法先生ネギま!は繰り返し読んでいた覚えがある。

正直マガジンは自分の好みとは合わない傾向の作品が多いと思っていたけれど、認識を改め直したのもこの頃だったか。

魔法先生ネギま!(38)<完> (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(38)<完> (講談社コミックス)

 

ただ最終巻だけ読んでないんですよね……ネギま!

なんかいろいろと物議をかもしたらしいですけれども……どうなんでしょう。表紙は実に大団円という感じですが。

麻帆良祭の圧倒的な熱量と物量が実に素晴らしかった。ちゃんと量が量として機能しているというか……。

ネギま!は圧倒的な個の力がちゃんと物量で負けるところが素敵です。

それを描くからこそ強者が説得力をもって強者になるわけです。

 

他だときのう何食べた?」「よつばと!」「3月のライオンとかがやっぱり印象に残っているだろうか。

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

 

これ最初ゲイの漫画だと知らなかったんだよね……。これを読み始めたのはたぶん高校3年生のころかな?

「人がただ生活している漫画が読みたいなー」と思っていたところ、本屋で紹介されていたものを試しに購入。実に素晴らしかった……というわけです。

それにしてもかなり早い段階からこの本を薦めていたあの本屋……田舎町の割には実にアンテナが広いなと思いました。

 

よつばと! 12 (電撃コミックス)

よつばと! 12 (電撃コミックス)

 

 僕がよく「日常系最強」と評価する「よつばと!

よつばと!を模したものやフォロワーとした作品はよく見かけるけれど、この雰囲気には勝てない気がする……。唯一無二すぎる。

この空気感が僕たち日本人の身体に馴染むのは、やはりジブリが描いてきたものがあるからだと思うのですが、いかがでしょうか。

それを地盤にした日常を描き続けている。「そこにある人々の暮らしを描く」だけというか。物語が物語の形をしていないというか……。

実にスタンダードなのに圧倒的に無敵な作品だと思います。

 

 まさかこれを読んでいるころは僕が将棋の仕事をするとは思ってもいなかったなあ……。

 

あと金田一蓮十郎の作品が自分のギャグセンスに凄く合致することも知って、全部買い集めたりもしていた。

 今でも十分おもしろい。こういう作品は電子書籍ありがたいっすねー。

 

僕に影響を与えた本としては、やはり浅野いにおは外せないだろう。高校時代に浅野作品を読むということがどういうことなのかは今の僕ならばわかるのだが、高校のころはまだまだ浅慮だった。

容易く浅野ワールドに飲み込まれた僕は「性」や「暴力」や「理不尽」など、少し表現としては大人びて踏み込んだ作品の面白さを真髄の先っぽに触れることができたのだと思う。

「世界の終わりと夜明け前」はいにお作品の中でも群を抜いて好きだ。

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

 

 初めて読んだいにお作品であり「こんなのってアリなんだ?」と価値観を破壊されてしまったような気分に陥ったことがある。

 

神のみぞ知るセカイも僕の読書歴の中では重要な作品に入ると思う。

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

 

 この作品で「作者は僕が思っているよりも様々なことを考えている」という知見に至り(やっとかよという感じだが)、様々なパロディの楽しみ方を知った。ハヤテで知っておけという感じだが、中学時代の僕ではハヤテでは「萌え」しか学べなかった。

構成やキャラを構築する要素の面白さを学べたのも神のみぞ知るセカイだった。

どういう容姿をもった人間がこういった動きをすると「こういうキャラ」になる、というのを非常に美しい形で提示してくれたと思う。

桂木桂馬という新しいカタチの主人公というのは、あの時期かなりいろいろなジャンルに影響を与えたのではないだろうか? 神のみに類似したコンテンツをいくつか見つけて辟易したのを覚えている。

 

しかし高校のころはやはり音楽に夢中だった。カセットMTRを買って曲を作り、スタジオに篭もり練習して、ライブハウスに出る。それをしていることがなによりも楽しかったし、毎月でるロッキンオンジャパンは僕の最高の楽しみだった。

なんという正統派なこじらせかただろうか。

田舎で特殊なこじらせかたができる人はそういないのだ。 

 

大学時代

この頃になるとある程度ではあるが、読書の仕方も理解できており、そう簡単に感動しなくもなってくるのだが……僕の知る世界は狭く、漫画の奥深さはまだまだそんなものではなかったようである。

高校時代よりも自由に時間を使えるし、一人暮らしを始めたことで僕の蔵書はとどまることを知らなかった。

バイトをして金を稼ぎ、全て自分の娯楽に使える喜びは何物にも代えがたいものだった。

何度、生活費がなくなり空腹のまま漫画を読んだかわからないくらいだ。

 

それでも大学時代は金がなかったので、図書館に入り浸り、長く楽しめるものを欲するようになった。大学生になってから様々な活字を読むようになったと思う。

 

そしてその流れの中で知ったのがTAGRO先生だった。

変ゼミは僕の性に関する凝り固まった思想を破壊してくれた。

変ゼミ(1)

変ゼミ(1)

 

 おそらく知らなくてもいい自分の性癖をいろいろと知ったのはこの漫画がきっかけだ。

まあ変ゼミに関しては最終巻で死ぬほど描くことになるので、ここでは割愛。

 

TAGRO作品では特に「DON'T TRUST OVER THIRTY」は言語化することが難しかった憤りみたいなものを代弁してくれた気がした。

DON’T TRUST OVER 30 (KCデラックス 文芸第三出版)

DON’T TRUST OVER 30 (KCデラックス 文芸第三出版)

 

 あれを読んだ瞬間にひどく落ち着いたことがあって、今でも思い出深くて何度も読みなおす。人生というものがほんの少しだけ前向きにどうにでもなってしまうんだろう、と思えた作品だった。大人になりきれない自分を「まあそれはそれでなんとかなるのだろう」と前向きに諦められた作品だった。

変ゼミのサイン会に「DON'T TRUST OVER THIRTY」をもっていって最大級の空気を読まない行動をしたことがある。

だって好きなんだモン!!って感じで開き直ることにした。

 

読解アヘンのHEROさんも僕に強く影響を与えた。

堀さんと宮村くん 1 (ガンガンコミックス)

堀さんと宮村くん 1 (ガンガンコミックス)

 

 未だに読解アヘンは大好きなサイトだし「堀さんと宮村くん」は「ああ、こんな高校生活送りたかったなあ」と何度も想起させ悲しい気持ちにさせてくれた。

ホリミヤはもう8兆回くらいは繰り返してで読んでますね。

こんな表現の仕方もありなんだ! という革新でもあり、

「ネットにも面白いマンガは落ちているぞ」という新しい知見も得た出会いだった。

このあたりからネット文化に傾倒していき、趣味もどんどん増えていった。

僕が知らないだけで、世の中にはめっちゃ面白い人がたくさんいる。

そのことを容易く理解させてくれたのがネット文化だった。

僕は出会った感動をネットの海に放り投げたい。そう強く思った出会いだった。

 

あとはやはり「夏の前日」だろう。

夏の前日 1 (アフタヌーンKC)

夏の前日 1 (アフタヌーンKC)

 

 僕の理想の女性……というのをここまで明確にあらわしてくれた作品はもうちょっとコレ以上のものはないかもしれない。

晶は見た目も思想も全てが僕の理想だった。

まあ夏の前日読んだ人はわかると思うけれど、この思想がどれほどまでに危うくどれほどまでに僕が身勝手なのかを体現しているのだけれど、これの詳細はまたいつかこのブログで書きます。

本当に繰り返し繰り返し読んで、僕が何を求めているのかを強く実感させてきた。

これは本当に思い出深い作品で、たぶん夏の日が来るたびに思い出すんだろう、と思う。

そんなふうに思える作品に出会えてよかった。心の底から。

 

膨大な時間を切り売りするように、本を買い様々な作者に出会った。

押切蓮介石黒正数あずまきよひこ石川雅之冬目景よしながふみ西炯子天野こずえ雲田はるこヨシノサツキ佐原ミズ雨隠ギド。えりちん。福満しげゆき森薫。富明仁ばらスィー。栗井茶。

ほんとキリがないくらい。ここに挙げきれないくらい、この時期は漫画と出会った。

これらの作家さんはまた別に感想を書く機会があるだろう……たぶん。

しかし冷静に考えるに、革新的な出会いというのは人生でそうなんども訪れないということである。

大好きな作家はもちろんいるけれど、その作品に人生を変えられたか? と問われれば答えに窮することになる。

でもそれでも読むのは楽しいし、感想を書くのも楽しい。

これからもきっと一生、漫画に出会い続けていくのだろうと思った。

だから僕はたぶん……本当は本に関する職につくべきだったんだろうと、

今強く思っているわけなんです。

 

社会人時代(現在)

このブログに書きます。これからも暇な時に読んでください。

 

あと「お前ばかだなー、これを知らないなんて人生を損しているぜ」って作品とか教えて欲しいです。割と切実に。

 

僕の漫画遍歴なんて知ったところでどうも思わないだろうけど、

なんとなく自分で把握しておきたかったんです。

自分がなにが好きで、なにに影響を受けたのかちゃんと知りたかったんです。

 

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