読者には誤読の権利がある

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あなたがあなただから「乙嫁語り10巻・森薫・感想」

 

乙嫁語り、10巻を読みました!

乙嫁語り 10巻 (HARTA COMIX)
 

 

最高すぎる。また続きが出る1年後まで生きる理由ができた。それくらいに毎巻、毎巻素晴らしい出来。

表紙を眺めているだけでも、幸せな気分になれる。この夫婦に最上の幸あれと願わずにはいられない……。

なにもかもが美しい作品だと思います。こんな漫画をリアルタイムで読めるなんて、本当に幸せなことだ。

 

カルルクとアミル

結婚相手を自らが選べるような文化ではなく、そもそも結婚自体もできるかどうか怪しい状況だったにも関わらず、どんな相手であったとしても愛していく以外に選択肢がなかったアミルの状況のなかで、いまカルルクと一緒にいられることの幸福……というのは計り知れないものなのだろう。

自ら選んで出会って結ばれたわけではないふたりが、自らが望んで更に強く結ばれようとする様というのは、涙ぐまずにはいられないですね。

 

ふたりの行動指針はいつも互いだというのがもう……ね。カルルクはただ強くなりたいのではなくて、アミルのために強くなりたい。アミルはただ馬がみたいのではなくて、カルルクに見せたい、一緒に見たい。

そんなふたりの「これからの関係」が更に楽しみになる1冊でした。

 

まだ背伸びしないとアミルを抱きしめられないカルルクのこれからを見るのが本当に楽しみです。ああ、カルルクかわいい、アミルかわいい。

漫画の人物だっていうのに、心から幸福を願えるというのは不思議なものです。

 

スミスとアリと……

普通に声だして驚いてしまった。いやあ、そんな展開があるとは……。

彼女、あんなに可愛かったか? やはり薄幸の女性は美しいというのはどの国でも定説なのだろうか……。

今後が楽しみで仕方がない。それにしてもアリはこれからどの立ち位置で行動していくのだろうか……でも彼、いろいろと器用だからうまいこと立ち回るのだろうなあ。

 

「いろいろとままならない世の中だけどさ、女の人だって幸せに生きたほうがいいよ」

 

 このセリフに10巻の全てが詰まっていると思いました。きっと女の人に限らず、全ての人に言える言葉だろうと思う。

 

 

こちらも「あなたがあなただから」という漫画 

きのう何食べた?(13) (モーニング KC)

きのう何食べた?(13) (モーニング KC)

 

 頷いてくれる人はたくさんいると思いたい。

 

手垢まみれ作品「ガーディアンズ・感想」

 

ガーディアンズ……観ました……

 

えー、これは、誰の目から観ても駄作じゃないですかね。

日本よ、これがロシア映画だ。って宣伝してるけど、「逆にこれがロシア映画の代表だとすると、今後ロシア映画をナメ続けることになるけど……」って思いましたよね。

いいの?って思うよ。これロシア映画代表でいいの?って思う。

こんなアベンジャーズのパチモンみたいなもんがロシア代表でいいのかって聞いてんだよ!!!って映画館でキレそうになりましたね。

もう、パロにしたって滑ってんですよ。

 

とにかくダメ

もう正直、この映画に対して時間を割くのもアホらしい気持ちになるくらいダメな映画なんですよ。ガーディアンズっていう手垢のつきすぎたタイトルからダメだと思うのですが、キリがないので箇条書きにします。

 

・なにも守ってない

・個人的な葛藤の提示順番が下手で長くて薄いうえに、自業自得な人もいる。

・エピソードの順番が下手だから演出の効果が低いし、演出のせいでテンポが悪い

・ハン「人は尊厳を学ぶことができる」お前が言うな

 

脚本・演出・キャラクター全てが低みにいる作品です。

もうなにが悪いかなんて、宇多丸さんのラジオを聴けばいいだけだし、感想書くにあたって改善案でも出そうかな……と思ったのですが、そうなると根本的な問題になってしまう。

そもそも4人もいらなくね? というところから始めなければいけない。

主人公を1人にして、ミュータントになったことの悲劇に対する復讐をしているが、その復讐そのものが大切な人を守ることになる物語にすればもう少しすっきりするのでは?と思ったのですが……それデッドプールじゃね? っていう話になってしまう。

 

あらゆる面で手垢のつきすぎた物語を今更やることそのものがダメ、という結論になりました。

 

 

ひとつ評価したい点がある!!

最後の最後に万策尽きたガーディアンズたちが繰り出した技が、完全にこれだった。 

ゲラゲラ笑ってしまった。あの戦隊モノの5人集まってドカーンって撃つとどめのやつ。この1点のみにおいて最高に笑える映画でした。

いやー、これは大いなる日本リスペクトじゃないですか!? これがあるから、日本に対して「これぞロシア映画ですよ!」って言ったんじゃないですか!?

このラストはもはや感動を覚えました。嘘だろ?って映画館で呟いてしまうくらいに。

 

もう終わり! 以上!

 

こちらを観ましょう

デッドプール (字幕版)
 

「 誰かに復讐すること=誰かを守ること」というものが端的かつコミカルに描かれている傑作です。

ガーディアンズができなかったことが、全て達成されています。